ちょこっと「哲学」

「『答え』って1つ?」を全3回のテーマにした第3回目の半野田教諭によるIAの授業。

第1回:「戦争」を知ろう 第2回:宇宙を知ろう。地球を知ろう に続いての
第3回:ちょこっと「哲学」の授業です。



 
「哲学って?」と「今日のIAは難しいですよ〜。」と最初の半野田教諭の一言に
子供たちは、どんな授業になるのか、期待を膨らませての授業開始となりました。

まずは、身近な質問が出されていきました。
「英語を上手になるためにはどうすればいいだろう?」
「パイロットになるためにはどうすればいいだろう?」

 
子供たちは、次々と返答していきました。

子供たちみんなが、意欲的に、そして、自由な雰囲気で自分の意見を
発表するのも日本人学校のいいところです。

しかし、「哲学って何だろう?」という質問には。。。
挙手がなくなり、みんな「・・・?」



その後、半野田教諭から「哲学を考える上で覚えておいて欲しいことは、
考え・感じ方・心は、世界人口の70億通りあること」と話があり、
「哲学って・・・」と哲学への興味を高め、深めていきました。

次に出された質問は、「本当=真実?」と考えていく質問が続きました。



「この絵をうまいと思う人?そう思わない人?」

「ここにあるりんごは、大きいかな?小さいかな?」

それぞれ、自分の考えで挙手をしていきました。
「りんごの大きさは、アリにとったら大きいけれど、人間にとったら
小さい」と多様な視点から意見も出され、本当=真実?という、様々な考え・
感じ方、心が、個々での見方、考え方、感じ方)で
違っていることに気づいていきました。



そして、「どうして答えがたくさんあるのかを考えるのが哲学である。」
「意見が別れること=言い争いがおこる」、だから、
「言い争いをさせないために哲学がある。」と半野田教諭が話し聞かせました。
その言葉に、真剣に耳を傾け、哲学への興味・関心を高めていきました。

次に1枚のマンガが提示され・・・



この絵から感じることを書いていきました。





「ケロミがかわいそう」「ケロタはひどい」など、全員が感じることを
発表していき、



実は、ケロミの頭上にリンゴが落下してきて、ケロタが仕方なく押したことを知りました。

広い範囲で捉え、視野を広く持つと違った見方ができる
ことを学んでいく子供たちでした。

そして、授業後半に、また、半野田教諭からの質問がでました。
「神様っているのでしょうか?」



「いる」「いない」のグループに分かれての理由づけの話し合い開始です。

このグループは「いる:1年〜3年」です。
「神様はいるよ〜。太陽とか誰が作ったの?」とグループ内でも意見交換を
していました。


こちらは、「いる:4年〜6年」です。
「神様がいるから、その言葉があるんだよ!」 みんな、身を乗り出し
真剣に話し合いを進めていっていました。



そして、各グループの発表では、


「神様がいるから、神という言葉がある。遺跡がのこっている。」と
神の存在を信じる意見を発表しました。

神の存在を信じないグループからは、
「悪いことをしても何もバチはあたらなかった。」
「人間は、完璧なことを求め、憧れる。自分が求めることが神と思う」と発表しました。


「神様はいる、いない」の各グループの意見発表後、
「神様は何人いるの?男の人?女の人?」と半野田教諭から質問され、
「いる」と思うグループは、「神様は、3人いる。」と答える児童もいれば、
「・・・」と黙り込む子供たちでした。


「いない」と思うグループには、「なぜ、神様はいないと言い切れるの?」と
質問され、いないと思っている子供たちは、「・・・」


そう、この質問は難しいですね。

世の中には、「答えが出せない」こともあること、
結論を出そうとすると、争いになってしまうこと
を学んでいきました。



授業のの感想を聞くと、
「哲学とは、一人一人に違いがあるから面白い」
「哲学の本当のことを知りたい」
といった授業の感想がありました。



日本人学校の子供たちの素晴らしさは、それぞれの考えの中から
「分かり合えること」「認め合えること」「いいなと思うところ」
を児童生徒の全員で引っ張り出しているからこそ、誰もが楽しく過ごせる
「世界一楽しい日本人学校」なのです、との半野田教諭の言葉一つ一つが、
心に響いていく子供たち。

今回の「ちょこっと哲学」の半野田教諭の授業で、哲学的なものの捉え方に慣れ、
心判断力を高め、思いやりの心と養い、哲学を学んだ子供たち。

半野田教諭が全3回のIAの中で伝えたかった「答えって!つ?」の哲学的な心判断力で
明日からは、「更に、分かり合い、認め合い、良さを肯定的に見る」ことで
「更に、世界一楽しく、素晴らしい日本人学校」となり、
素敵な未来を築いていくことでしょう。

そして、子供たちが、「答えって1つ?」と広い視野を持ち、
国際社会で活躍できる日本人となることを願っています。



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